組合運営は一致団結、
業態変革はエンドレス
新年明けましておめでとうございます。
皆様におかれましては新しい年を期待も大きくお迎えのこととお喜び申し上げます。
また、日頃より兵庫県印刷工業組合の組合運営や事業活動の諸般に亘り、多大なご協力を賜り誠にありがとうございます。
さて、昨年3月11日に発生しました東日本大震災は、日本人のみならず世界の人たちに対しても大きな衝撃でした。特に、津波の恐ろしさを目のあたりに見て、人間の自然に対する無力さを感じたのは、私だけではないと思います。また、それによって引き起こされた福島原発の爆発による放射能拡散は、日本人が誇る技術神話を大きく打ち砕いてしまいました。
一方では、ユーロ圏のギリシャ、イタリア、スペイン等の財政危機が、世界規模での信用不安を巻き起こし、他国と比較して安全な通貨という理由で中身が伴わない円高を招いています。
このように、昨年の日本の社会と経済は、内憂外患の1年でした。
印刷業界も、供給過剰による過当競争やメディアの多様化、技術革新、それに加えてインクや紙といった資材の値上がりで、特に厳しい経営環境に見舞われた年でありました。
そのような中にあって、私達、兵庫県印刷工業組合は、一歩でも二歩でも前に向かって道を切り開こうとチャレンジを重ねた年でありました。 組合の平成23年度トピックスとして、私が独断で選定したものを記載しますと、
一つ目は、阪神大震災の御礼にもあたる、東日本大震災への義援金の募集です。私達が頂戴した義援金の足元にも及びませんでしたが、組合員の方々には厳しい経営環境の中、精一杯のご尽力を賜わり、連帯の絆を確かめあいました。
二つ目は、兵庫県庁へ印刷物の著作権等の尊重について要望書を提出し、当方の主張に沿った回答を得たことです。当然の権利ですが、これからも他の官庁へも広げる努力が必要かと考えております。
三つ目は、組合がコンペの中から推薦した作品が、神戸マラソン後期ポスターとして採用され2 いんさつ兵庫 たことです。組合員同士が切磋琢磨した作品を、公共の施設で掲示されているのを見るのは、誇らしいことです。
四つ目は、暴力団等排除運動の推進です。これは、社会の一員である我々が、県民から信頼される業界になるためには当然の取り組みといえます。
これらの取り組みは、多くの組合員及び関係者の方々のご協力があってこそ実現できたものです。特に、組合員の皆様方が一致団結していただいたおかげで年を越せたと感謝している次第です。
ところで、平成24年はどのような年になるのでしょうか。
私事で恐縮ですが、11月の神戸マラソンにエントリーしたところ、フルマラソン初参加でしたが目標の4時間台で完走いたしました。これにより、やればできるのだという自信を持ちました。 いつしか、大阪マラソン、京都マラソン・奈良マラソンをも視野において、四都征服を目指したいと考えております。
私が、初マラソンで完走できたのは、ラッキーだったからではありません。日頃から暇を見つけては10キロ程度を走っており、このトレーニングの賜物と確信しております。
印刷業界が取り組んできた業態変革も、同じことが言えるのではないでしょうか。
全日本印刷工業組合連合会では、7年前から組合員企業の業態変革を支援するため、毎年業態変革を促すマニュアルを編集されてきました。昨年はその最終年で、業態変革実践プラン総集編・全印工連2012計画「変革はエンドレス・業態変革実践マニュアル」が刊行されました。そこに記されている先輩諸氏の言葉を合成して業態変革を表現しますと、「新しい時代に向けて、お客さんの視点で、スピードを持って、日々実践して、エンドレスに取り組むこと」となります。
組合は、組合員無くして存在できません。一方、業態変革なくして10年後も生き残れる企業はどれくらいあるのでしょうか。このことから、私のトレーニングと同じで、日々実践して、エンドレスに取り組むことが業態変革につながるといえます。
このため、組合の最も重要な役割は、組合員の生き残りをかけた業態変革への取り組みを支援することだと、私は考えています。
兵庫県印刷工業組合におきましては、本年も引き続き、教育を基本とした事業の推進と各組合員の情報交換・交流の場としての組合を目指すとともに、業態変革につながる組合員への支援をエンドレスに取り組む所存です。
年頭にあたりまして、本年も組合運営に温かいご支援ご協力を賜りますよう、切にお願い申しあげまして、新年のご挨拶といたします。
平成24年1月
兵庫県印刷工業組合 理事長 水 落 充